ヨッシーの日記

いろいろかきます

【就活】高専から大学に編入した人の就活体験記

お久しぶりです。この度、第一志望の企業から内々定を頂きましたので、僕が就活でやってきたことを書き残しておきたいと思います。このブログでは主に大学編入に関する情報を書いていきましたが、この記事では大学編入をした後の進路の話をします。大学編入をしていなくても、理系で就活をする方なら役に立てるような内容だと思います。最初に注意しておきますが、就職活動の方法に正解はありません。たまたま僕はこの方法で納得する結果を得られましたが、誰でも当てはまる訳では無いということを念頭に置いて記事を読んで欲しいと思います。

就活の内容

5月

大学院の入学オリエンテーションにて、マイナビの社員の方に「今から就活始めなきゃインターンに参加出来ないよ」的なニュアンスの脅しを受けたことをきっかけに、5月から就活を始めました。周りに先輩が居なかったため、情報を持っていなかったことに対する危機感のようなものがあったと思います。5月にやったことは主に、週に1回か2回あったマイナビのWEBセミナーに参加して就活に関する基本的な情報を集めることです。就活の情報を全く持っていなかった僕にとってはとても有益だったと思います。

5月の下旬はマイナビインターンのエントリー予約ができる機能を使っていくつかの会社にエントリーしました。正直、この時点ではどんな業界があるかすら全く分かっていませんでしたが、ずっと「プログラミングを仕事にしたい」という思いがあったのでIT系の会社にエントリーしました。IT系の企業と言っても様々あると思いますが、このときは名前を聞いたことがあるような会社をピックアップしてエントリーした気がします。結果としてSIerやメーカーを十社弱ほどエントリーしました。

6月

エントリーした後は会社によって様々ですが、ほとんどの場合はESを書きます。逆にESを書かない企業は抽選または先着順になりますが、行きたいインターンシップが先着順の場合は多くの企業がすぐに埋まるので早めに申し込んだほうが良いです。これに関してはインターネットでコンサートのチケットを予約するのに感覚は近い気がします。この時、僕はとある大手SIerインターンにとても行きたかったため、お金を払ってESを添削して貰えるサービスを使いながらそこのESを作ることにとても時間を掛けました。そこの企業のインターンの選考にはSPIもあったので参考書を買って勉強もしました。

結論から言うとその企業のインターンは落ちました。今考えてみると、原因はSPIの勉強不足だったと思います。この時期だと対策が不完全で当たり前のような気がしますが、世の中にはこの時期にも関わらずちゃんと対策が万全な就活ガチ勢が沢山います。大企業のインターンに申し込むということは、そういう就活生とバトルするということです。勉強に自信がある人も(無い人はなお一層)SPIの対策はちゃんとやった方が良いです。

6月にエントリーした会社は全て落ちたわけではなく、数百人規模の学生を集めて会社説明やグループワークをやる1day形式のインターン(これをインターンと呼んで良いかは賛否ありそうですが)には参加できました。このような形式のインターンは参加できる学生も多いので、エントリーすれば高確率で参加できます。よく巷で「1dayのインターンは意味ない」などと言う人がちらほらいますが、僕はそんなことはないと思っています。1dayのインターンでも参加後に優遇(参加者限定のイベントに呼ばれたり、早期選考に呼ばれたり)はありますし、実際に僕が入社することに決めた企業は夏に1dayのインターンに行った企業でした。

7月から9月

実際に上で書いた会社のインターンに落とされたのは7月に入ってからだったのですが、結果を受け取った時は相当落ち込みました。自分の中ではESに関してはとても良いものが書けた気でいたので、多少SPIの点数が悪くても書類で落とされることはないだろうと思っていました。その会社のインターンに落とされたことで就活生の中での自分の位置を突きつけられた感じがして、少し絶望していた期間がありました。

この経験があり、自分の中で「もっと色んな企業を調べないと駄目だ」と思うようになり、OfferBoxやLabBaseなどのオファーサイトを使って幅広く企業を調べるようになりました。ここでも主にSIerを中心にIT企業を探していました。オファーサイトは自分のプロフィールを入力するのが手間になってしまいますが、一度入力すれば後は連絡を待てば良いのでやってみると良いと思います。自分の書いたガクチカや自己PRが通用するものなのかどうかも確認できるので一石二鳥です。

そういうこともあって、ここからも物凄い数の企業と接点を持つようになります。マイナビやオファーサイトを使ってひたすら1dayのインターンや座談会などのイベントに参加しました。連日でインターンに参加したこともありますし、1日に複数社のインターンに参加した日もありました。とにかく予定が空いていれば可能な限りインターンを詰め込んで、色んな経験をしました。また、OfferBox経由で1週間かけてWebアプリを開発するソフト開発の企業のインターンにも参加でき、自分のレベルの低さを痛感させられました。スケジュール帳を確認したら、この時期に30社以上の企業と接点を持ってました。

多くのインターンに参加して業界研究や企業理解は勿論進みましたが、今思うとこれが自己分析にもなっていたと感じました。zoom越しでも、インターンに参加すると社員さんのや周りの学生の雰囲気などから「この会社は自分に合いそう(若しくは、合わなさそう)」と思えることが多々あり、自分はどういう会社で働きたいのか、どんな仕事をしたいのかを見つめ直すことができました。

10月から12月

ここで転機のようなものが訪れました。10月の初旬にとある大手SIer(7月に落ちた会社とは別の会社です)の1dayインターンに参加して、インターンの最後に少人数で人事の方に質問できる機会があったので、僕は人事の方に質問(質問内容は忘れましたが、御社でプログラミングできますか的なニュアンスの質問だった気がします)をしました。すると、その人事の方は「プログラミングをやりたいんだったらうちの会社は向いてないよ」と仰られました。僕はその言葉にとても驚き、そもそもSIerが自分に合わないんじゃないかと考えるようになりました。

色々と悩んだ結果、やはり自分にはSIerは合わないと考えて、ここからSIerを見るのは一旦やめてメーカーを中心に就活をするようにしました。メーカーにはプログラミングを使って実際にものを作る仕事がありますし、高専出身の僕にはそういうものづくりの仕事の方が合うのではないかと思いました。僕はたまたま夏に複合機メーカーのインターンに行っていたので、複合機などの精密機器メーカーを中心にセミナーなどのイベントに参加して業界・企業研究を進めました。その結果、12月の終わりまでには第一志望群の企業が固まってきました。

実は、この時期にメーカーの企業研究に並行して夏にインターンに行った2つのソフト開発の会社の選考を受けていました。結果はどちらも1次選考で落ちました。普通にメンタルにきましたが、面接を受ける中で「自分には合わない会社だ」と思えたので落ちて納得でした。ここで面接の経験ができたのは良かったです。

1月から3月

年が明け、インターンセミナーなどに参加した企業から少しずつ早期選考の案内が来ました。この時点では第一志望は決まっていなく2つの会社で迷っていたのですが、そのうちの1つの会社から早期選考の案内が来ました。ESやSPIはなんとか通過し(SPIは苦い思い出があったので結構勉強しました)実質最終面接である技術面接まで進みました。電通大には目黒会という同窓会があり、そこで面接練習やES添削などをやってもらえるので、目黒会の相談員さんに面接練習をしてもらいました。相談員さんにはいくつかアドバイスを頂き、自分でも喋る練習を何回もしてから面接本番に臨みました。面接本番では練習の甲斐もあって上手く話すことが出来、内々定をいただくことができました。

本当は迷っていたもう一方の企業の選考も進んでいた(次が2次面接だった)のですが、そのとき内々定をいただいた企業でとても満足することができましたし、正直メンタル的にも限界だったので次の面接は辞退させていただき、就活を終わりにすることにしました。

これから就活をする人へアドバイス

なるべく早めに動こう

就活は年々早期化しています。よく3月1日に新卒採用が解禁されると言われますが、現在多くの企業がこれ以前に選考(早期選考というやつです)をやっています。これを聞くと大半の人は「早期選考ってことは本選考があるんでしょ?それを待っても良くない?」って思うかも知れないのですが、一般的に早期選考の方が本選考よりも有利だと言われています。企業側からしたら、早くから就活をして自分の会社の事をよく知ってくれている学生に来て欲しいですよね。したがって、早くから就活を始めてインターンなどに参加するのをオススメします。

また、早く始めていた方が考える時間が沢山取れます。僕はM1の5月から就活を始めたので色んなことに時間を取れましたが、恐らく2月や3月から就活を始めていたら僕のように見る業界を変えて一から調べ直す時間は無いと思います。

オファーサイトを活用しよう

僕が使ったオファーサイトはLabBase、OfferBox、キミスカ、dodaキャンパス、ビズリーチ・キャンパス、TECH OFFERです。特にオススメの2つを紹介します。

LabBase

理系学生専用のオファーサイトで、登録している企業も理系学生を採用したいと思っています。LabBaseのお陰でとある会社の限定セミナーに参加出来たり、インターンの選考が免除になったりしました。また、LabBaseにはLabBaseNowというWebイベントがあるのですが、企業の方がzoomで座談会をして下さるイベントや合同説明会のように色んな企業が参加するイベントもあり、視野を広げるのにとても役に立ちます。

compass.labbase.jp

OfferBox

理系専用ではないですが、登録している企業が多いので結構オファーが来る感覚があります。また、企業側から出せるオファー数に上限があり、来るオファー1つ1つに本気さが伝わってきました。そうでない企業もありますが、やっておいて損はないとは思います。

offerbox.jp

インターンに参加できなくても諦めない

インターンに参加すると早期選考に繋がることがありますが、インターンに参加できなくても特定のイベントに参加することで早期選考に呼ばれることがあります。実際に僕も2つの企業(しかも大企業)でそのような案内がありました。なので、特に志望度が高い企業に関しては、こまめにセミナーなどのイベントに参加することをオススメします。

また、もしインターンに行けずに早期選考に参加できなくても、ちゃんと早くからインターンの選考に向けて準備をしておけば本選考でも上手く立ち回ることが出来ると思います。そういうこともあって、なるべく早く就活を始めたほうが良いです。

研究を休めるなら休む

早期選考を進めていると2月辺りで面接やらESやらでキツくなってくると思います。そういう時は研究室の先生と相談して休みましょう。この時期は就活の方が重要だと思います。こういう時にちゃんと相談できるように日頃から研究室の先生との関係性は良くしておいたほうが良いと思います。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。もし何か聞きたいことがあればこの記事のコメントでも良いですし、twitter(@differentiatedd)のDMに下さい。皆さんの就活が上手く行くことを願っています。